top of page
  • TRIGGER FES

TRIGGER DISC REVIEW vol.2


こんばんは。

待ちに待ったゴールデンウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか☀

フェスシーズンも始まり、某ロックフェスのヘッドライナーも発表され、、夏への期待が益々高まる今日この頃。



そして第2回目を迎えましたディスクレビュー!

今回は''TRIGGER FES 2018''に出演して下さったTENDOUJIの新譜、話題の3ボーカルSaToA 、新進気鋭の5人組Waater、国内のフェスへの出演が決定している韓国のhyukoh、来月公演を控えている台湾の落日飛車の5枚です。

とてもボリューミーな回となっています!是非、最後までお付き合いください!


 

SaToA「スリーショット」

4/11  release (all over Japan)


 スリーピースガールズバンドSaToAの1stミニアルバム「スリーショット」!

自主制作盤「SaToA」よりも曲の濃度はぎゅっと詰まりつつ、持ち前のポップなかっこよさは健在です!


初めて1曲目の「青草の匂い」のイントロのカッティングが効いたギターを聴いた瞬間に、最高…と息が漏れました。夏のきらめきやわくわくを丸ごと凝縮したような爽やかなチューンで、夏に差し掛かろうとしている今の時期にぴったりな曲です!少しだけ暑いよく晴れた日にお散歩しながら聴きたい🚶


3人の息ぴったりなボーカルもとても心地良く、耳にスッと馴染んでいきますね。

トリプルボーカルがやはりSaToAならではのグルーヴ感を出しているなあと思います。「bitter coffee」のキュートな歌詞に浸るもあり、「夢の島」のおとぎ話のような歌詞の世界観に微睡むもあり、「Wonky Bridge」の遊び心たっぷりなボーカルテイクに心躍らせるもあり!聴いたらすぐに彼女たちの虜になってしまうこと間違いなしです、今すぐライブに行ってみたくなっちゃいますよ〜! 極上のインディポップを是非ご賞味あれ💁




Waater 『Waater EP』

3/14  release (online)


 秋田県出身の5人組インディー・ロックバンド。現在は東京都内を中心に活動されています。セルフタイトルを背負った初のミニアルバム『Waater EP』。シューゲイザー、USインディ、ドリーム・ポップなどなど...楽曲の構成から様々なサウンドの要素を感じる聴きごたえ抜群の一枚!💿


EP2曲目の「Remember」は、まるで水しぶきが飛ぶように煌めくギターリフが特徴的で、ザラついたノイズはDIIVといったシューゲイザーバンドを彷彿とさせます。さらに、電子音を用いることで生まれる独特な浮遊感にはDay WaveやTape WavesといったUSインディ、ドリーム・ポップのサウンド要素を感じられます。また、EP3曲目の「Who You Are」は、サーフ・ロックのような爽快感を味わうことができます。この通り、素因数分解のように1曲ずつ素の音を分解したくなるくらい様々なジャンルが絶妙なバランスで組み合わさっているんです...!笑 彼らのバンドサウンドには音の境界線がないと言っても過言ではないでしょう。


是非、最後の1秒まで音の展開を逃さず余韻まで味わって頂きたい楽曲ばかりです!

そんな彼らの初のEPは、ライブ会場・オンライン(Apple MusicSpotify)でゲットできます!👍



hyukoh 『23』

4/24  release

 2014年デビュー韓国4ピースバンド、hyukoh(ヒョゴ)。

アルバムのタイトルには制作時の年齢をつけていますが、最新作『23』ではパワーアップした4人の感性が感じられる作品となっています!

前作『22』と聴き比べるとサウンド面ではハード曲がよりクールに、バラード曲はよりメロウに進化しつつ、彼らの音楽スタイルである”ネガティブな感情”を描くリリックとのギャップにhyukohらしさを感じられます。

例えば、「가죽자켓 (Leather Jacket)」ではカントリーロックの踊りたくなるサウンドに”生きることへの疲弊と閉塞する心”を歌い、「TOMBOY」ではシンプルでゆったりとしたリズムとサウンドに”愛や幸せに対する不安”を歌っています。

彼らの音楽に私たちはセンシティブな若者の感情のリアルさを感じられると共に、なぜだかそこに高揚感といった”ポジティブな感情”が引き起こされるでしょう。これぞhyukohマジック!👏 同世代の人は特に聴いてほしい!!hyukohの”今”を象徴する『23』にどこかで体験した瞬間と重なる一曲がきっと見つかるはずです。

現在はドイツで次のアルバムの制作中。次作ではどんな姿を見せてくれるのか今から楽しみです!そして今月27日のGreenRoom Festival’18に出演が決定。世界を股にかけ活躍する彼らの貴重な来日公演をお見逃しなく!👀




落日飛車 『CASSA NOVA』

4/25  release

 台湾出身5人組バンド、落日飛車(Sunset Rollercoaster)。 ”落日飛車的アーバン・オリエンタル・ロック”と呼ばれるその音楽性が台湾を越えて日本などアジア圏で高く評価されています。

そんな彼らの最新作『CASSA NOVA』。

何といってもオシャレで爽やかなサウンドの心地よさがたまりません。蒸し暑くなってくるこれからの季節にピッタリではないでしょうか…!休日の朝や夕方に何も考えずのんびりしながら聴くのがオススメです。特に浜辺で聴いていただきたい🌊

「Almost Mature’87」や「Oriental」のサイケデリックな音の世界から後半部にかけてドラマティックに盛り上がりをみせる音の変化や「slow」の冒頭におけるチューニングのずれたノスタルジックなピアノの音、「10-Year-Taipei(Maured’17)」のフォークサウンド、「Cool of Lullaby」のディスコサウンドなど特徴的なサウンドが印象に残るジャンルレスな曲で構成された今作。聴いてみると音作りへの挑戦や細部へのこだわりに感心させられます。

しかしながら、全体を通してまとまりがあるのはVo.國國(guoguo)の芯のある声にあります!フォークギターから始めその後ポップやシューゲイザーなど幅広く触れてきた経験を持つ彼ですが、聴いてみるとそのルーツがどんな音楽にも溶け合う魅力的な声に表れていることが感じられるでしょう。

そして来月7日にはシャムキャッツを迎え、渋谷wwwにてアルバム発売記念ライブも控えています。ぜひ生でメロウなサウンドを楽しんでみてはいかがでしょうか💃




TENDOUJI 『BUBBLE POPS』

4/18 release


 SXSWにも出演を果たし、TRIGGER FES 2018にも出演して頂いたTENDOUJIから素敵な新譜が届きました!「BUBBLE POPS」というタイトル通り彼ら持ち前のポップさと楽曲一曲一曲の良さが弾ける最高の1枚です。


Kids in the dark』の始まりからアメリカ帰りの高揚感が詰まっていて、心地いいサウンドにたちまちハッピーな気分にさせられます。今作は4曲ながらも彼らのイメージでもあるポップさだけでなく、味わいのあるスローな楽曲も入っていて聴きごたえがあります。

メロウな1曲、『June song』はテンポもスローで、心を寄り添わせながらしっとり楽しめる、それでいてどこかサーフ感もあり海辺で聴きたくなるような楽曲です🌊

もうご覧になった方も多いと思いますが、『Kids in the dark』のMVが超いいんです...!見てない人には是非見て欲しい! 彼らのあの同級生感、溢れ出る仲の良さとなんといっても浅野さんのギターソロが見どころです。顔でギターを弾くというのはこういうことだなと....


TENDOUJIのライブは観客との一体感とパーティー感があり場内がハッピー感で溢れます🌠愛されるクレイジーさがたまらなく癖になる、技量や理屈の次元を超えた彼らの自由に音楽を楽しむ姿に自然と聴く側も身を任せて楽しんでしまうのでしょう。彼らの耳障りのいいサウンドを聴くだけで聴き手が自然と心踊り、身を委ねてしまう、そんなサウンドを創り出し続ける彼らにこれからも注目です!👀


今勢いのある誰からも愛される憎めない四人組バンド、TENDOUJIの自信がたっぷりつまった1枚是非聴いてみてください。ちなみにCDのアートワークからも4人の仲の良さと憎めなさに笑顔にさせられるのでCDを是非手にとって欲しい一作です!




最後まで読んでくれてありがとうございます。

次回の更新は、6月初旬を予定しております。お楽しみに💿 

<※ジャケット:各アーティストHP・Twitterより>

0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page