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  • TRIGGER FES

トリガーフェス ~銭湯編~ LIVE REPORT


改めまして、『トリガーフェス~銭湯編~』に

ご来場頂いた皆さま、関わって下さった全ての方々、誠にありがとうございました。


本日は連日Twitter,Instagramにて公開してきた企画当日の様子をまとめてご紹介していきます。出演アーティストの今後の情報も要チェックです!☀


 

ヤナセジロウ (betcover!!)

美しい詞と音に重なる力強くもどこか柔らかな歌声を浴場に響かせたヤナセジロウ!


 開場すると西日がやんわりと差し込む女湯にぞろぞろと観客が入室し、風呂イスに座り始めた。これからどんな時間が始まるのだろうか。


トップバッターはbetcover!!のGt,Voヤナセジロウ。

姿を現し緩く胡座をかいてギターを構えたかと思った次の瞬間、紡ぎ出される歌声が一気に会場の雰囲気を変えた。その圧倒的な存在感と、本当にふたつとない特別な歌声に酔いしれた。以前他のイベントで観たバンドセットも熱量のこもったライブでかなり圧倒されたが、今回の会場は銭湯。機材もないマイクも通さない、銭湯の浴室という最高な環境と歌声とギター1本。無駄なものが一切取り除かれたような空間。これだけでもうとても贅沢な時間だった。なんといってもヤナセジロウという彼自身の存在感を大きく見せつけられた。



ANNOUNCE

12月5日「海豚少年/ゆめみちゃった」SGを配信リリース 3月13日(水) 渋谷TSUTAYA O-nestにて 初の単独公演を開催!


髙浪 凌 (タカナミ)

心が踊るパンキッシュで心地良いサウンドと癖になる歌声で会場を惹き付けた髙浪 凌!


 ゆったりとした曲調が味のアーティストも多い中、真っ直ぐに感情をぶつける髙浪凌の歌に心を揺さぶられた人も多いのではないだろうか。生音だからこそ更にダイレクトに伝わる、感情がのせられた歌は楽曲ごとに雰囲気をガラリと変える。皮肉の効いたリアルな詞にのせられたパンキッシュな楽曲「東京」から、メロウで心にストレートにうったえかける「daradara」まで緩急のある魅せ方で会場を惹きつけた髙浪凌。


浴場で聴いた彼の歌は、高い天井目一杯に反響しパワフルで、なんとも心地いい響きにたまらなくなってしまった。シャウトが銭湯に響き渡る瞬間はまさに至高であり、まばたきも惜しいほど魅入ってしまうような、企画にいいスパイスを投じる最高なアクトだった。



ANNOUNCE バンド編成 タカナミ(@taka73_band)での活動も今後見逃せません! 12月9日(日)高円寺HIGH、12月16日 (日) 『BAND WAGON 2018』に出演予定。



伊藤 暁里 (Taiko Super Kicks)

心地のよい浮遊感に添えられるやわらかな歌声と言葉で観る人を包み込んだ伊藤 暁里!


 お次はTaiko Super KicksのGt,Voである伊藤暁里のライブ。

会場全体が、小鳥のさえずりに耳を澄ますかのようにの歌に集中し、静寂が広がっていた。その静まりの中の響き渡る彼の歌声は唯一無二で、大切に大切にその空間をそっとしまい込んでおきたくなるような時間であった。


弾き語りでTaiko Super Kicksの曲を聴くのは初めて、という方もいたかもしれないが、アレンジが加えられることにより曲の表情もガラッと変わって、その違いを楽しめたはず。

終盤に披露された、ゆるやかに響くカントリーロードのカバー。まさかの嬉しいカバーに胸が躍る。曲を聴きながら故郷に想いを馳せた人もいるのでは。


新譜の7インチからも新曲を披露。原曲とはまた一風変わったアレンジで、じっくりと聴き入ってしまった。新譜もまた新しい風を感じさせる曲たちが素晴らしい。是非手に取って、レコードプレーヤーで聴いて欲しい1枚である。



ANNOUNCE Taiko Super Kicks、7インチシングル『感性の網目 / bones』発売中 12月10日(月)下北沢440にてDSPS(台湾)のリリースパーティーに出演!


いちやなぎ

 穏やかな音と落ち着かせてくれる歌声で観客を夢中にさせたいちやなぎ。


 気がつくと高円寺はあっという間に日が落ちていた。トリガーフェス ~銭湯編~の時間も残すところあと2時間と少し。スポットライトが照らされた男湯のステージに登場したのは4組目 いちやなぎ。普段は都内ではなく京都を拠点に活動されているので、東京でのライブはすこし貴重な機会であった。


日が落ちた浴場で時間の経過を感じさせないライブ。

このままこの時間がずっと続いていて欲しい、と時間が過ぎるのが本当に惜しく感じた。

特に、銭湯のエコーのもと「みゅう」が響き渡ると思わず目頭が熱くなった。「このままでいいよ」と歌う、いちやなぎのふんわりとリスナーを包み込みながらも芯のある特別な歌声は、リスナーを無条件に包み込み、日常の嫌なことや悩みを忘れて聴き惚れさせるような寄り添う力を感じた。



ANNOUNCE 弾き語り音源集『naked』発売中 12月は関西での出演ライブが多数ですのでお見逃しなく!


ラッキーオールドサン

彼らが紡ぐ暖かさや優しさの詰まったサウンドと歌声で観る人の身も心も癒し、ラストを飾ったラッキーオールドサン。


 名残惜しいがあっという間にこの日最後のアクトに。

ラッキーオールドサンのいつ聴いても色焦ることのないエヴァーグリーンなサウンドが浴場に広がり、ふたりの穏やかな歌声の重なり合いとエコーがとても心地良い空間であった。


Gt,Vo.である篠原は実は大の銭湯好き。Vo.ナナとMCではこんな会話を交わしていた。


篠原「今回の会場なみのゆはプールがついていて....」

ナナ「プール付きって珍しいですね。すごく詳しいね。」

篠原「銭湯マニアなので…」


二人のMCで会場はさらにあたたかく和やかな雰囲気となった。

終盤に披露した『ミッドナイト・バス』。

言わずと知れた名曲である。筆者はこの曲を聴くのを密かに心待ちにしていた。

大人になるというすこしのためらいと希望。闇を縫う、帰らないミッドナイト・バス。


企画の最後を飾るに相応しい、穏やかで素敵な時間であった。



ANNOUNCE 12/16(日) @恵比寿BATICA、都内で開催のライブに出演予定。是非お見逃しなく!


 

本当にありがとうございました!(※敬称略)


高円寺 なみのゆ


ラッキーオールドサン

伊藤 暁里 (Taiko Super Kicks)

髙浪 凌 (タカナミ)

いちやなぎ

ヤナセジロウ (betcover!!)


株式会社 戸田屋商店

株式会社 クロイスターズ


yoshizawa-san (Cam / Photo)

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